打ち直しを頼んでいた布団が戻ってきました。
新しく、厚くなった2枚の敷布団で寝ると、お殿様になった気分です。
布団の下に置いた枝豆で、私の背中にアザはできたでしょうか。
「 失われたロマンス 」
犀のような角を持った恐竜でしょうか。耳には大きなアンモナイト。
恐竜もアンモナイトも、同じような時代に栄えた生き物です。
耳元の貝が、古い失われた物語を語っているのでしょう。
「 私の耳は貝の殻 海の響きを懐かしむ 」
「 シンフォニー 」
楽器のシリーズの一つです。
バイオリンの胴の表面に描かれた植物の絵が素敵ですね。
色合いもこれがバイオリンに丁度合っていると思います。ストラディヴァリも
いいですが、音ではなく、絵の世界も負けてはいません。
でも、この間、草色のバージョンを見たら、その色合いも良かったです。
「 夢をみたくて 」
牛ですね。顔の中に、農場、田舎の風景が入っています。
花のエンボスが見えます。
優しくて、シュールな牛の顔。
丑年のお正月に、玄関に飾りました。
「 大地のかけら 」
地球の規模を考えれば、人間など表面のカビとも言えない存在です。
アルプス、ヒマラヤ山脈も、小さなシワのようなものです。
エアーズロックのような山も、大地のかけらであるといえば、その通りです。
稲光のような線が、山の表面を走っています。
「 庭 I & II 」
睡蓮です。モネとは違います。雨の雫が見えます。
別々に額装したら変ですね。 「別れの中の出会い」になってしまいます。
「 海 と 私 」
こういう、人物を描いた小品を、みかさんはよく作ります。
その中では、これは雰囲気が違っています。他のものは装飾的な一面を感じますが
この作品は、より絵画的であるように感じられます。抽象的とも言えます。
人物の表現も綺麗なものではなく、汚れが見られます。口元もゆがんでいます。
頭の上の魚は、「滝田ゆう」の漫画、吹き出しの中の絵を思いだしました。
襟元の感じからは沖縄の雰囲気を感じますが、特にそのように考えている
わけではないでしょう。みかさんの好きな形です。
この女性は目を閉じて、過去の記憶を辿っているようです。
過ぎ去った、海の思い出。
「 緑 」
みかさんの女性。 面長で、目を閉じています。
「海と私」とは異なり、スッキリした雰囲気です。
背景には鳥が舞い、葉が風に乗って流れています。
頭に矢羽根の装飾があるように見えて、
なんとなくインディアンを想像してしまいました。
女性は目を閉じていますが、眠ってはいません。
「セミ」 の女性と同じで瞑想しています。
「 か え で 」
ペンギンです。体の中に、楓が。
少し太めで、いい形をしたペンギンです。
何だか、ドリフターズの踊りのようにも感じられます。